11/8(土)少し秋雨が降る中勉強会が植木文化センターで行われました。
今回は「認知症と排泄の密接な関係!」心身機能を保持・増進させる適切なケアというテーマで、第1部は和歌山でコンチネンス活動をオムツフィッターとしても頑張っている永橋宏美さんからのお話でした。
ご自身のお母様が認知症になられて改めて気づかされた認知症と排泄に関して暑く話されました。
オムツフィッターの立場としてどのようにオムツを選択していくのかということを実際を交えてのお話・・・会場にはオムツアドバイザーやコンチネンス九州支部の支部長である今丸さんも来られており、補足講義もあって超お得な講義内容となりました。
第2部は鹿児島の病院で看護助手として排泄に関わられれている、池之野由美さんの体験談です。看護師やヘルパーではなく、一看護助手として患者さんの排泄に関わった時、患者さんの声に真摯に耳をあてどうしたらベッド上で気持ち良く排泄してもらえるかな、こうやったらもれもなくて患者さんも気持ちよく排泄できるんじゃないかなと常に患者さんの目線でお仕事をされていて、コンチネンス中級セミナー(排便に関する)まで受講終了されています。
排泄への思いは関わっていく一人一人が意識を高く持てばできないことはないという実践例だと思います。
第3部は我らが劇団テレミンソフトの旗揚げ興業の予定でしたが・・・え~~聞いてないよ~~ですか(笑)
私たちコンチネンス熊本スタッフで、日ごろ病院や施設で排泄あるあるの症例を寸劇にして問題提起、みんなで考えてみようと思っています。
今回は練習不足で(いいわけですが・・・)スライドで内容紹介となりました。
でも・・・こんなことしょっちゅう病棟内や施設内で行っていませんでしたか??
3日便がないなら便秘伝説・・・テレミン坐薬入れたらいいでしょう!?・・・
こんな時間に坐薬入れる!?
お話の中でありましたが、良いうんちは良い仕込みが出来ていないと出ません!!
またうんちする時の姿勢だって、環境因子だって関与しますよね!!
前回排便のお話で受講された方はうんうんと頷きながら聞けたのではないでしょうか。
それでは少し排便のおさらいも今回しておきます。
しっかりと水分と食事・・・腸内環境を整えるには善玉菌が優勢になるような食事が必要でしたよね。
下剤の乱用は弛緩性便秘に繋がります。また女性に多いのですが我慢癖・・・せっかく良い状態で直腸まで下りてきたうんち君・・便意があって我慢していると、あ~~ら不思議!!うんちが大腸側へ戻って再び水分を吸収されるのでがちがちウンチになりますよね。
高齢の方で下痢が続くからと下痢止めのお薬を飲んだら・・・実は直腸内にがちがちの硬便が詰まっていたということが多くみられますので要注意です。
最後はブリストルスケール。
これは便の世界的基準を示しているものです。
バナナウンチがいいよとか言葉で伝えるのには主観もあり、記録の標準化するのにもお役立ちのスケールです。
排便コントロールをするにもスケール3~5を目指してという具合にりようにしていくと良いです。