11月の勉強会から1ヵ月経ち、師走に入ってしまいました。

一雨ごとに寒さも厳しくなっていますが、皆様風邪などひかれていませんか?

さて、今回の勉強会のアンケートは急遽記入式にもかかわらず、ほとんどの参加者の方から回答をいただきありがとうございました。

1、勉強会はなんで知りましたか?

*職場での研修パンフレット

*前回参加した時の資料から

*TENAのアドバイザーさんから教えてもらった

*上司に勧められた

*職場に案内がきていたので

*紹介されて

2、参加理由

*自分が初めて排泄委員になり、今までは言われるとおりに患者様にオムツをしてきましたが、いろんな疑問が生じてきたので参加した。

*前回参加してとても勉強になったので

*排泄の対応とパットのあてかたなどの新しい方法に興味がありました。

*認知症のホームに勤めていたので関心があったため。

*職場で、また近い将来自分自身の親の介護にも役立つので知識を深めたいと思いました。

*現在義母(77歳)を在宅介護していて興味がありました。

*上司の勧め

*寝たきりの患者様へのおむつの当て方を勉強したかった。リハビリの妨げにならないオムツの選択方法を知りたかった。

*パンフレットの内容に興味があったから

*現場に行かせると思ったから

3、勉強会の感想

*本人が本当にオムツが必要なのか?自立方向でオムツはずしができればよいが、なかなかうまくいかないことが現実。本人にあったオムツを使用することが大事で、漏れないためにオムツのサイズ・ギャザーを立てる・二つ折りで折り目を付けるところが印象に残りました。

*本日は1000円の研修費で足らない講習ありがとうございました。

*パットの種類や専門の方々の話を聴くことができた。職場に反映させる方法を考えたい。

*実際現場の声が身近で共感しやすかった

*本人の排泄コントロールを知る事が大切だとわかり、本人の環境を良くしたいと思いました。たくさんの体験談が聞けて楽しかったです。

*第1部の認知症の排泄について、どこら辺が認知症の排泄だったのかわかりませんでした。ただオムツの着用方法の説明にしか思いませんでした。

第2部の講義は声掛けの参考にさせていただきたいと思いました。くまもんは試してみたいと思いました。

第3部の話が一番興味がわき、勉強になりました。

*義母の夜の尿量を計量してみようと思いました。

*組織(コンチネンス)について、目的について知らずに来ましたので少し紹介があったらよかった。失禁は職員の責任と思ている。

*排泄ケアが尊厳のケアに繋がり、患者様への安心を提供できる方法の一つということを学んだ。

*認知症と排泄は密接な関係なので興味があったが、自分が思っていた内容と少し違った内容で少しがっかししました。

*認知症の方も尿意というものはずっとあるものだということ

*楽しく聞きやすい。時間が短い。講義よりワークを多くしてほしい。

*あきらめないこと、乗り越えること。

あきらめないで、乗り越えた先にある達成感や成功体験を思い出したり、思い描いたりしてまた、明日からがんばってみようと思います。

4、質問

*排便コントロールができていない。

定期でセンノシド(プルセニド)2錠/1日。排便が4日ないとピコスルファート(ラキソベロン)を追加。

6日目にテレミンソフト使用⇒使用後2時間程で排便あり。翌日から下痢が2日ほど続くことがある。

①排便日誌をつける

②下剤追加の前に、肛門状態(便が下りてきているか指を入れてみる)硬便が詰まっていれば摘便⇒便が下りていないなら腹部マッサージをする。

③食事にオリーブ油・ヨーグルト・ヤクルト・サンファイバー(天然グァー豆の食物繊維)等可能であれば取り入れる。

*認知症があり排便確認ができない(排便動作は自立されている)

①腹部状況・・・腹部の張り・排ガスの有無・腹囲測定(毎日臍上)を排便日誌に記録

②個々のタイミングを見計らってトイレ誘導⇒排便確認

*認知症がすすみ指示が入らない場合はどうしたらよいか(日本語が通じないような)

①膀胱容量や排尿パターンを知る⇒ユリリンをつけれるなら24時間つけてモニタリングして排泄サイクルを知る。特に夜に起こすタイミングを知ることができる。

②良い便を作る⇒下剤は便の状態が悪くなり弄便に繋がるので、「バナナ便」を出すために水分1500ml食物繊維15~16mg摂取(オリーブ油・ヨーグルト・ヤクルト・サンファイバーの利用)

③寝かせきりにしない⇒起こさないと関節の動きが悪くなる「拘縮」がすすみ、活動量が少ないとトイレで踏ん張れる力が出ない。いろんな人から声をかけてもらい太陽の光を浴びることも重要と言われています。

*認知症があり、3日間排便がないと体調が悪くなることが多々あり、テレミン・グリセリン浣腸・下剤の服用で出しています。(排便後は元気になります。)

習慣が家族に聞いてもわからない場合、定期的に出してよいのですか?

①排便日誌の活用⇒下剤を内服して腸管蠕動が強くなり、直腸内に硬い便が詰まって出切れないと腹痛=体調不良戸いう形で現れるのではないでしょうか。本当に下剤が必要なのかも判断できると思います。

②肛門状態(便が下りてきているか指を入れてみる)硬便が詰まっていれば摘便⇒便が下りていないなら腹部マッサージをする。

③食事にオリーブ油・ヨーグルト・ヤクルト・サンファイバー(天然グァー豆の食物繊維)等可能であれば取り入れる

排便チェック表 ⇐ここをクリックしてください

 

その他たくさんの感想・質問等をいただきましたが、同様の物はまとめさせていただきました。

個別に連絡先があるものは直接返答しています。

午後半日の短い時間でしたが、参加者の皆様一人一人が認知症と排泄ケアについて其々の学びをしていただいたのではないかと思います。

またわからないことなどありましたら、この連絡フォームで質問等受け付けますのでお願いします。

 

コンチネンス熊本勉強会代表:山崎